



TECHNOLOGY
新しい技術に
挑戦する
私たちレトリバは「AI技術で、人を支援する」というミッションを掲げ、人の創造的な仕事の支援を目指しています。
日常生活では、家電製品や自動車などAI技術を身近に感じる機会が増えてきました。しかし企業活動においてAI技術の活用はまだまだ浸透していません。
レトリバAIラボでは、自然言語処理、検索、機械学習などを通じて「AI技術で、人を支援する」を実現し、少しでも多くの企業にAI技術の恩恵を届けられるよう研究開発を行っています。


RESEARCH
先端技術の
調査・検証
近年、自然言語処理AI技術では「BERT」という技術が開発され、様々な課題に対して飛躍的に精度が向上しました。「BERT」のビジネスでの利用は日々加速しており、webサービスへの実装等を通して普及が進んでおります。しかし、潤沢な計算機やGPUを用意できない環境での処理速度や企業に特有な語彙や文体が用いられている文書が対象の場合など、BERTの適用に際して課題がある場面も多々存在します。
レトリバAIラボでは「BERT」の後続研究にも注目し、さらなる精度向上や上記の課題を解決できる手法、テクニックを調査、研究していくことで、大量の学習データや計算資源を用意しなくても、最先端の自然言語処理AI技術を活用できるようにしたいと思っています。
高速化・省メモリ化の適応
最先端のAI技術を活用する際、実行時間や計算資源の制約が課題になる場合があります。データ規模や処理に掛けられる時間の制約が、業務によって違うためです。
レトリバAIラボでは、業務の制約にあわせて、アルゴリズムの選択やデータ構造の見直しなどで高速化や省メモリ化を行えるよう、研究成果のサーベイや実装上の工夫を行うことで、最先端の自然言語処理AIを活用しやすくしたいと思っています。


学習データ不要の
カテゴリ分け
分析を行う場合、データの傾向に応じてカテゴリ分けを行う必要があります。
しかしテキストデータの場合、数値データとは異なり簡単な基準で内容をカテゴリ分けすることができません。そのため、内容に応じてカテゴリ分けを行うためには、一般的に分類という手法を使いますが、事前に大量の学習データが必要でとても大変です。
データを用意しなくてもカテゴリ分けを行うことができるクラスタリングという手法もありますが、人が直感的に良いと思える内容でカテゴリ分けを行うには、まだまだ精度面の課題があります。
レトリバAIラボでは、人がどのような基準でカテゴリ分けの違和感があるのか調査、研究することでクラスタリングを行う際の工夫として取り込み、カテゴリ分けにおける課題の解決に向けて活動しています。
そうすることで、様々な企業で学習データを用意せずにテキストデータ分析を行えるようにしたいと思います。
RESEARCHER

西鳥羽 二郎
CRO
2007年東京大学大学院情報理工学系研究科卒業。同大学院在学中の2006年にPreferred Infrastructureに創業メンバーとして参画、大学院卒業後入社。2016年にレトリバをスピンアウト。CRO(Chief Research Officer)として自然言語処理、機械学習、情報検索、音声認識などの研究開発に携わる。

飯田 大貴
Researcher
2014年東京大学大学院工学系研究科卒業科卒業。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)を経て、Preferred Infrastructureへ入社。2016年レトリバへ移り、自然言語処理、機械学習、情報検索などの研究開発に携わる。